これからの歯科衛生士が
担う役割
痛い時だけ行くところから、
健康のために行くところへ
私が歯科医師になったころと比べて大きく変化したことの1つに、口腔ケアに対する社会的認知度が上がったことが挙げられます。
近年、むし歯菌や歯周病菌などの口腔内細菌が全身に及ぼす影響について、さまざまな研究結果が次々と発表されています。
● 脳梗塞などの脳血管疾患
● 誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患
● 糖尿病などの代謝性疾患
また、歯周病は早産のリスクが高まるとも言われています。
全身麻酔の手術前に歯科で口腔ケアを行うと、手術後の回復が早いというデータもあり、
いま病院では入院手術前に歯石除去や歯面清掃を行うことが定着しつつあります。
そして歯科には定期的、継続的な口腔ケアを希望される方も非常にたくさんいらっしゃるようになりました。
もはや、むし歯菌、歯周病菌は、口の中の問題だけではなく全身へ影響を及ぼすものであり、健康寿命と密接に関係していることがより明確になってきました。
歯が丈夫な方は、健康で長生きというイメージがありますが、何でもよく噛めることはもちろんのこと、むし歯菌、歯周病菌の増殖をうまく抑え込んでいることも健康に関係がありそうです。
歯科医院は痛いときだけ行くところから、今や健康を維持するために管理をするところに変わってきているのです。
観察力や会話力などの
「人間力」を大切に
美田園歯科は開院以来、地域に根差したアットホームな歯科医院をめざしてきました。
開院から10年以上経った今では、待合室も診療室も患者さんとスタッフとの笑い声のあふれる医院になりました。
リラックスしていなければ、笑顔なんてできません。
痛いときだけ行く歯医者ならば、こんなことはあり得ないと思います。
ある高齢の患者さんは「ここに来る度に、誰かに会える」とうれしそうにおっしゃいます。
近所の人や親せき、何十年ぶりかに小学校の同級生にも、当院でばったり会われたそうです。
毎回30分以上、スタッフとお話ししてからメインテナンスに入る方もいらっしゃいます。
「将来は歯科衛生士になりたいな」と言ってくれる中学生、高校生が何人もいます。
こうしたことからもわかるように、歯科衛生士に求められるのは、テクニックだけではなく観察力や会話力などの「人間力」が大切です。
初めから人間力が備わっている人はいいかもしれませんが、なかなかそういう方はいません。
美田園歯科では、働きながら人間力を高めることができると考えています。それはすなわち、相手の気持ちを理解し、寄り添うことができる人間になれるということです。
ここで培われた人間力は、今後の人生にももちろん役に立つことでしょう。
一人で座れなかったお子さんが、自分から座って治療を受けることができた瞬間。
自覚がなかった口腔内の状況を理解してもらえたことで、セルフケアに目覚め、みるみるお口の中がきれいになっていく患者さんと出会えた時など、 毎日の診療の中で、感動できることがたくさんあります。
さらなるキャリアアップをめざして
美田園歯科では、卒後2~3年で、いまの自分の仕事のあり方に少し疑問を持ち始めた方、現在30歳前後で、さらなる経験、キャリアアップを積みたいと考えている方を募集しております。
ご自身の経験と、美田園歯科で体験が合わさることで、総合的にレベルアップできると考えています。
歯科衛生士は女性が多く、結婚、出産、子育てで離職せざるを得ないことも多いかもしれませんが、リコール、メインテナンス業務がしっかりできる衛生士ならば復職もしやすいと思います。私だったら、むしろ採用する際のポイントになると思っています。
新しい就職先、転職を考えていらっしゃる方は、ぜひ一度お電話でお問い合わせください。
ご連絡をお待ちしております。
また、見学だけでもしたいという方も歓迎いたします。ただしその場合、歯科衛生士であることを証明できるもの(歯科衛生士免許の写し)運転免許証など、本人であることを確認できるものの2点を提示して頂けることを条件といたします。
人生は一度きりです。せっかくなら楽しく働きませんか?